以前、俺はアルバイトに専念している自分を”糞”だと書いたが、それはあくまで、ろくに技術をつけず、その職業に徹しきれていない自分の事であって、現場で働いている職人達はマジでスゲーと思う。
早朝から働き始め、真夏の日などはその暑さのため、時に地獄と化す職場で仕事を真っ当するのだ。
愛する家族の為、または、自分の未来の為、腕を磨き上げ、世のために尽くす。
自分は、しばらくの間、空調取り付けの仕事を下働きさせてもらっている。
この仕事は、ルームエアコンはもちろん、建設中のビルにもおもむき、人も入れないような狭い天井裏や、鉄骨がむき出しの高所といった危険な場所でも作業を行う。重機を取り扱ったり、バーナーで溶接するなど、周りへの破損も考え、大胆かつ繊細な技術がいる職業だ。
smorgas が撃沈した頃、俺はひょんな事から、今の親方『オガワ』さんと巡り合う。
彼はそっちの業界では”怪物”の異名を持ち、現場でのオガワさんの働きは、素人の俺から見ても、まさに神業なのだ。
俺は、なんといっても、この人の人間性が好きだ。
工事現場の雰囲気というのは、さっぷうけで薄暗く、空気中には廃物が入り混じり、狭い中での共同作業に職人同士のいらだちも募る中、彼はつねにポジティブで、見ず知らずの別の仕事人や監督などにもギャグを言って、現場に響き渡るような彼の笑い声が、陰気な気をも瞬時に明るくさせる。
そして、周りへの気配りもはんぱない、自分も大変な作業を行っているにも関わらず、
『来門、ここ足場悪りーから気をつけろよ』
一体何処から見ているかわはらない場所からも、
『おい!それ違えーぞ、20のエルボだ』
など、本当に関心する。
たまに、俺が大きなミスをしてぶち切れられる事もあるが、それはそれで、陰湿に影で口をたたかれるよりよっぽどスッキリする。
もう一つは、オガワさんは、俺の音楽活動を心から応援してくれている。
『お前はこっちの技術はまるで駄目だからさぁ、早く音楽の方成功させて、ここからいなくなってくれよ』
、、、っと、、、、、、まぁ、口は悪いが俺の事を気遣かってくれる、良き理解者なのだ。
現場だけでなく、プライベートでも家に招いてくれて、奥さん、中学生の娘さんや、小5になる息子と一緒にご馳走してくれたり、NINTENDOUで遊んだり、とても暖かい時間を俺に与えてくれる。
(ちなみに、家族全員口が悪く、ボロボロに貶される時もあるが、、、、、それが、オガワ家の愛情表現と受け止めている、、、、、、、そう受け止めたい。そして、彼の、息子 ”ショウキチ”はなんとスノーボーダーで、この年ですでに多くの大会に参加しているんだ。スノーボーダーはこれから来るこのニューカマー、用チェックです!!)
そして、彼を取り巻くチームも本当に素晴らしいパーティーだ!!
自分達の仕事が終わって、疲れ果てているにもかかわらず、作業をてこっずっている班に駆けつけ、何も言わず手助けをする、、、、、、、、、
すべてを失ってしまったような絶望の淵に居る時に、俺はこの人達と出会った。
このバビロンシステムの中をガラクタから一から物を築き上げる、そんな彼等の姿勢と技術を目の当たりにして、そんな絶望さえ自分のただの甘えである事にき気づかされた。
目まぐるしく、止まる事なく流れてゆく時間、ほんのちょっとでいい
欲望すら掻き捨てれて、それに没頭し、継続出来たとしたら
そうしたら、何かが変わってくるはずなんだ、、、、、、、
システムに打ち勝つには、そこに乗り込むしかない
Time to wake up、、、、、
彼等の元で勉強させてもらい、JUNGLIST YOUTHS の”WAKE INNA BABEL"という曲が出来上がったんだ。
俺は彼等の様に強く、仲間を想い、愛する物を守り抜く、
現在も、そしてこれからも続くであろう屈強を乗り越えれるほどの
『覚悟』と『技術『と『忠義』を持ち合わせる
、、、、、、、、、    俺は、そんな漢になりたい
confront  to  the BABILON system team
右から、ニイボさん、コヤマさん、スギさん、(後列)シュウさん、マツノさん、そしてオガワさんと筆者
 

 
 
来門さーーーーん!!
返信削除昨日はKATS'で会えて嬉しかったです☆
たくさんの下ネタトークwww
そして、約束通りの「来門外伝」
ありがとうございます!!
やっぱりこの小説の大ファンです!!
次回も楽しみにしてますね。
そろそろ官能ですかねwww