2010年6月27日日曜日

セクシーハードボイルドノンフィクションフィクションアドベンチャー小説  第6話

その日から”物を生み出す”という苦悩の日々が続いた。
まずは例の”デモテープ”をどう届けるかだ、
その時俺はまだマイコンをもちあわさておらず、このデータを届けるには自らの足でsoma邸までおもむくしかない。
彼は神奈川県は相模原に、スタジオ件自宅を構えている。
俺の実家がある目黒から電車を使ったとしても、1000円は掛かってしまう。

多くの才能のあるアーティストは、まずお金が出ないという所で、その足をとめてしまう、
こんなご時世であるため、レコード会社も予算を持てないといった事もよく聞く。

しかし、今回のプロジェクトは自分の損僕をかけたものであって、金はすでに俺の原動力ではなかった。






『なんとか、届けねば』






、、、、そこで、俺は知人から原動機付自転車(ゲンチャリ)、『HONDA スーパーカブ』を譲り受けた。


テストライディングも含めて、乗車したところ、、、、、、、、、







最高の乗り心地だ!!








『うん!!これなら長野へも、、、いやっ、ローマまでもゆけるぞ!!!』

名前も『ファイヤーブレード』と名づた。

そして愛馬に跨り、相模原まで疾走した、、、、、、、、、、
バイクに乗るのは今まで経験が無かったせいか、本当に気持ちが良い、、、、
流れ行く景色も風もその肌で感じれる。

しかし、片道1時間半の道ノリ、、、、、、、、想いの他、距離がある
しかも真冬の時期であったため、凍えそうになるが

ラッキーな事に俺は冬が好きだ、
あのハッカの様な香りと、燐とした空気が大好きだ、
昔から音楽でも凍りついてる人の心を動かす事が出来て、なんぼのものだ、、、、というのが自分の観点だ。

イタリアの血が混じっているという事で、元々そうであったかもしれないが、20代前半にマラリアにかかって以来、以上に体温が高い、命の危険があると言えばそうだが、俺はこれをインドネシアの神(ハヌマン)が炎の一滴を授けてくれたものだと思う、死にかけたものの、それによって永遠の燃え盛る火をこの身に与えられたのだと、、、スパイダーマンならず、





俺はモスキートンマンとなった。





冬はチャンスだ、人々も眠りについている、
動くべき時とは、そうゆう時かもしれない

とは言っても、凍えるドシャぶりの雨や、北風が吹き荒れバランスを崩す中ではやはり、エアコンのついた車が恋しい



『えーい、考えるより行動だぁー!!
燃え盛る我が衝動よ、導けーーーーーーーうおおおおおおおおお』



相模原という地に詳しくない俺は、道にも迷った。
もちろん原付であるファイヤーブレードにはカーナビなどというものは備わっていないので、地図も購入したが、どこをどう間違えてか、なんとかバイパスにも乗ってしまい、料金所で降ろされたりなど、四苦八苦した。

しかし信じて進んだ!! 今の自分の状況を写すように、、、、、

そして、、、、、、、そして俺はついに到達した、、、、、、、、、soma邸へ


『おう!!来門!! たどり着けたみたいだね』

俺は倒れこむように、そのデータを手渡した

『soma君、、、、、、、後は、、、、、、頼んだ、、、』


『あははっ、、、、わかった、、、しかと預かろう、、、、少し休むといい、、』

soma君は早速にコンピューターにとりこんで曲を聴き始めた、
その間、俺は疲労の為玄関から動けないでいたが、その音がきっと気に入ってもらえると思っていて、半ば自信満々で彼の答えを待っていた、


やはり予感的中、彼は目を輝かせはじめた





”やった!!”





胸中を躍らせていた俺に、彼は振り返りざまこう言った







『来門!!、、、、、これ、、、、、、、これデータ焼けてないよ』






『!!!!!!!!、、、、、、、、、、、、、、』



、、、、、、、長い道のりは、まだ始まったばかりである、、、、、、、








次回続く

3 件のコメント:

  1. !!!!!!!!!!

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  2. 待ってました!!

    そして早速続きが気になる…。。。

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  3. この小説。。。 最高だぜ!!!!

    ファイヤーブレード!!!! 俺も欲しい、、、、!!!!

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